どうも、鶴岡です。
突然ですが先日、カフェで作業をしていたら隣の席で女性二人組がある会話をしていて、その会話の内容に耳を疑ってしまいました。
それで、会話の内容というのがこれです。↓






という会話をしていたのです。
ネットビジネスについて既にご存知の方なら、「やばいのはあなたたちの方だよ。」と思わず言いたくなりますよね(笑)
そして同時に、『なんで、【アフィリエイト=ネットビジネス=ねずみ講】なの?』と突っ込みを入れたくなるでしょう。
実は、このような勘違いをネットビジネスにあまり詳しくない方がよくしていて、正しくは
・ネットビジネス=ねずみ講 ×
(ネットビジネスにはアフィリエイトやFX、転売などが含まれます。)
・ネットワークビジネス=ねずみ講 ×
(ネットワークビジネスとはマルチレベルマーケティングというマーケティング手法を利用したビジネスモデルのこと)
つまり、ネットビジネスもネットワークビジネス、ねずみ講は全く別のビジネスということです。
確かに、アフィリエイトはネットビジネスの一種ですが、多くの方がネットビジネスとネットワークビジネスを同じものと混同しおり、【ネットビジネス=ねずみ講】と間違えて捉えてしまっています。
先ほども言いましたが、ネットビジネスとネットワークビジネスは全く別物です。
“ネットビジネス=ネットワークビジネス“と勘違いしている人が多いと思うので、今回この記事を書きました。
もし今の時点で、「ネットビジネスとネットワークビジネスの違いがわからない」という人は、ぜひこの記事を最後まで読んで、今後区別できるようにしましょう!
※最近、ネットビジネスと謳って詐欺を行う輩が増えています。そんな詐欺被害にも合わないためにも、正しい知識を身に付けることをおススメします。
そもそもネットビジネスとは?

まず、ネットビジネスとネットワークビジネスの違いを理解するためには、両者がどんなものなのかを知る必要があります。
では、ネットビジネスから解説していきますね!
ネットビジネスとは、インターネットを利用してサービスを展開したり、ネット上で商品を販売すなど、ネット上で商売を行うことです。
ネットビジネスは、現代にとって人々の生活を便利にするビジネスモデルとして、なくてはならない存在にすらなっています。
例をあげると、Amazonや楽天などのネット通販やYou tubuなどのオンラインサービスもネットビジネスに含まれます。
そんなネットビジネスについて詳しく知りたい方は、下記の記事で学べます↓
ネットビジネスには数多くの種類があり、有名なのはアフィリエイトやコンテンツ販売ビジネス、投資などが存在しています。
中でも最も有名なネットビジネスはアフィリエイトで、アフィリエイトは簡単に言うとweb広告を利用したビジネスモデルです。
アフィリエイトを簡単に説明すると、自分が管理しているサイトやブログに商品の広告を貼り、その広告から売上が挙がれば報酬が出るという仕組みになります。
例えば、あるお客さんが化粧品を探しているとします。
しかし、どの化粧品を使っていいのかわからず、とりあえずネットで検索してみることに・・・
すると、様々な化粧品の説明が書かれているサイトを見つけ、その説明を参考に最も自分にあう化粧品をそのサイトで購入しました。
つまり、アフィリエイトというビジネスは、お客さんが探している商品を探してあげるビジネスでもあり、非常に合理的なビジネスと言えます。
さらにアフィリエイトはAmazonや楽天、SONYなどの超一流企業も既に導入しているビジネスモデルで情報社会において、欠かせない存在となっています。
大企業が取り組んでいるビジネスがねずみ講だなんてまず、あり得ませんよね。(^^;
さらにアフィリエイトの中にも多くの種類があります。
トレンドアフィリや物販アフィリ、情報商材アフィリなどなど。
そんな今最も注目されているネットビジネスの一つである、アフィリエイトについて詳しく知りたい方はこちらで学べます↓
まあここで覚えてもらいたいことは、ネットビジネスはちゃんとしたビジネスということと、中でもアフィリエイトは、アフィリエイトを導入していない企業が少ないくらい、現代では当たり前なビジネスモデルということ。
ネットワークビジネスとは?

では、ネットワークビジネスとは何なのか?
ネットワークビジネスという名前が付くくらいなので、中身を知らない人は、ネットビジネスと勘違いするのもおかしくありませんね。
ネットワークビジネスとは、正式にはMLM(マルチレベルマーケティング)と呼ばれる一種のマーケティング戦略のこと。
他にはマルチ商法と呼ばれています。
ネットワークビジネス(MLM)の仕組みは少し複雑ですが、まあ簡単に解説するとネットワークビジネスは代理店の営業マンです。
MLMを導入している会社の会員になることで、その会社の商品やサービスを販売していくことが可能になり、売上が上がるにつれ、貰える報酬も上がっていきます。
ようは、MLMの仕組みを導入している会社の会員にあなたがなって、あなたの知人や友人に『この商品いいからぜひ使ってみて!』と商品を紹介して購入してもらうことであなたに報酬が入るということ。
一見、ここまでだとアフィリエイトに似ていますが、実は全く別のビジネスです。
まず、MLMを行うにはMLMを導入している会社の会員になる必要があります。
日本で有名なのは、アムウェイとかフォーデイズなどの会社がMLMを行っていますね。
で、アムウェイのネットワークビジネスをやるにはアムウェイの会員に、フォーデイズのネットワークビジネスをやるにはフォーデイズの会員になる必要があり、会員になることで”ある権利”が与えられます。
1つ目の権利が、会員限定サービスが利用できるという権利
アムウェイやフォーデイズは、健康食品やサプリメント、美容系の商品を開発していて、会員になれば会員限定の値段でそれらを購入することが可能になります。
他にも会員になれば英会話レッスンを受けられる会社や旅行が格安で行ける会社などがあります。
2つ目の権利が、代理店販売の権利
代理店販売とは、会社の代わりに会社の商品やサービスを他人に紹介すること。
簡単に言うと、通常ならその会社の営業マンが営業活動をして、会員を集めたりするのですが、代理店販売は自分自身が会社の営業マンになって、営業活動ができるようになります。
つまり、会社のサービスが受けられる+営業活動もできるということ。
ネットワークビジネスで実際に代理店営業を行うとどうなるのか?
「そんな面倒くさい営業活動なんてやってメリットあるの?」

当然、会社の営業マンの代わりに働くわけですから、タダではありません。
自分が営業をし、会員を増やすことで会社からお金が支給されます。
ようは、会社の営業活動をしてくれてありがとう、ということでお金がもらえるのです。
ここまでの話だと、別に当たり前のことを言っていますし、どこが怪しいのかよくわからないですよね?
しかし、最も怪しいのは営業活動をした際のその報酬プランです。
ネットワークビジネスの怪しい報酬プランとは?

ネットワークビジネスの報酬プランは会社によって多少異なりますが、大体はこのようなプランです。

このようにAさんがBさんとCさんを紹介。
BさんがDさんを紹介し、今度はDさんが紹介を出す。
【Aさん→Bさん→Dさん→誰か】というような形で紹介の連鎖が起きます。
つまり、どんどん紹介者の増え方は激増し、気づいたら自分の下に何十人ついていた、という連鎖的なマーケティング手法をMLMというのです。
ちなみに、上の図を見てもわかるように、どんどん紹介していくと流通網ができてきます。
この流通網ができる速さと流通網の形がネットワークが広がっていく様によく似ているからMLMはネットワークビジネスと呼ばれているのです。
では、報酬はどのように変わっていくのか?
MLMの報酬は、自分の下の会員がどれだけ買い物をするかによって、変わってきます。
「買い物をする」というのは、会員が自社の商品を買うということ。
アムウェイなら自分の下の会員がアムウェイで買い物をした金額の何割かが報酬として支払われます。
つまり、上の図で言うとAさんの下の会員は21名いるので、会員一人当たり月2万円の買い物をしたとする。
すると、合計は2万円×21名で42万円。
で、報酬が合計金額の10%だとすると、Aさんの報酬は4.2万円ということ。
もちろん、もっと報酬を増やしたい場合は合計金額を上げる必要があるので、自分の下の会員を増やせばいいだけ。
さらにMLMのすごい所は自分の下の会員が多ければ多いほど、会員の増え方も加速するところです。
どういうことなのかというと、2名ずつ紹介者を出していった場合と、3名ずつ紹介者を出していった場合を比べてみましょう。

2人ずつ紹介を出していく場合と3人ずつの場合では、これだけ差があるのです。
つまり、最初に1段目の直紹介者を100人つければ、そのあと2人ずつ紹介していったとしても、1段目100人→2段目200人→3段目で400人と増えていく。
そして、その分報酬も比例して上がっていくということ。
これの何がいけないのかというと、自分の利益のために”ある行動”に出ます。
「会員にならないか」と強引に勧誘してしまう。
これが、MLMが詐欺だと言われる原因でもあります。
MLMが怪しいと言われる理由

実は、MLMはよく「詐欺」って言われるんですよね。
ここで一言だけ言っておきますが、MLMは詐欺ではありません。
合法のビジネスです。
では、なぜ「MLMは詐欺だ!」なんて認知されるようになってしまったのか?
それを解説していきます。
ネットワークビジネスが詐欺と言われる理由①強引なセールス

まず、1つ目の理由として挙げられるのは、先ほどもお話しました、強引なセールスというのが原因でしょう。
MLMの仕組み上、とにかく自分の下に会員を付ければより稼ぐことができます。
なので、MLMをやっている人は、自分の利益欲しさに強引なセールスをしてしまうのです。
本来、MLMというのは会社のサービスや商品を説明し、お客さんが会社を気に入ってくれれば会員になります。
しかし、利益目的に突っ走った強引なセールスマンはそのようなセールスはしません。
「楽して、権利収入が発生する方法を教えますよ。」
というような会社の趣旨と異なった謳い文句で勧誘します。
当然、「化粧品興味ありますか?」とセールスをして、興味を惹くのは女性で、このように勧誘をしてしまえば、多くの男性客が拾えません。
しかし、そこを「お金稼ぎ」に換えてしまえばどうでしょう。
この世にお金が要らないという人は億万長者でない限り、まずいませんよね。
確かに、MLMは会員を下につければあとは下の会員が、勝手に勧誘活動をしてくれるので、ある程度努力すれば自分は何もしなくても報酬が支払われるようになります。
しかし、そんなに権利収入を簡単に作れるほど甘くはありませんし、ネットワークビジネス(MLM)で月に1万円の権利収入を得ている人は全体のわずか5%と言われているぐらいです。
何が言いたいのかというと、
「簡単に権利収入が作れると聞いて会員になったのに、すごく大変だし、権利収入なんて作れないじゃん!」
という状況に多くの会員はなっているということ。
結局、毎月かかる会員費を払えなくなり、辞めてしまうというのがオチで、辞めた人の多くは、
「MLMなんて稼げないよ、あれは客を騙す詐欺だ」
なんて言われてしまうのです。
ネットワークビジネスが詐欺と言われる理由②経験の無い初心者がセールスをしてしまうから

この理由は、先ほどの強引なセールスと少し似ています。
実は、MLMはセールスの知識や経験が無くても、会員になったその日から営業が可能なのです。
これの何がいけないのかというと、通常ですと会社の営業マンというのは、先輩についていって営業を学んだり、営業の研修期間というのがあります。
研修期間で、知識やスキルをしっかり身につけ、最低限の営業活動ができるレベルまで上がってからしか営業活動ができません。
しかし、MLMはそんな研修期間もありません。
会社の概要を知るためのセミナーもありますが、自由参加の上に、セミナーの内容もくだらないマインドセットばかり。
で、営業経験が全く無い初心者も、できる限り早く自分の下に会員をつけて会員費をチャラにしたいし、稼ぎたいはずです。
そう言った、営業経験の全くない大勢の初心者が営業活動をすると、
・会社の概要を上手く伝えられない
・法律を守ってセールスをしない
・報酬プランを誤って解説してしまう
・デメリットを全く話さず、都合の良いように話す
このような状況が生まれて来るのです。
さらにMLMでは基本、やり方や稼ぎ方というのは、自分の上の会員が教えてくれます。
自分の上の会員が営業経験のある方で、正しく教えてくれる人であればいいのですが、上の会員が初心者だと正しく営業を教えてもらえないことは安易に想像がつきます。
ダメ営業マンが新たなダメ営業マンを生む。
これが負の連鎖となっているのです。
ネットワークビジネスが詐欺と言われる理由③ネットでの集客が禁止されている

実は、ネットワークビジネスと言われているので、凄く勘違いされがちなのですが、多くのMLMはネットでの会員呼びかけが禁止されています。
この情報社会においてネットで集客ができないのは、かなりアナログな気がしますが・・・。(^^:
とは言っても「ネット」という規定はあいまいで、ブログやサイト、2chは禁止されているのに、SNSはOKの場合もあるんですよ。
※SNS上での勧誘活動がOKなのは、ネットワークビジネスの会社によります。
SNSも立派な「ネット」だと思いますが・・・
「で、ネットで会員の呼びかけができないのとMLMが詐欺と呼ばれるのと何か関係あるの?」
と思いますよね。
実は、サイトやブログという媒体は、自分から呼びかけをしなくても、それに興味がある方は自然と集まってきます。
例えば、「高品質な美容品が会員になれば安く買えますよ」と呼びかければ、「美容に興味がある人」は集まりますよね。
しかし、SNSではそう言った狙った客層を集客することが困難です。
その理由は「SNSで何かを探す」という行為をしないからです。
例えば、サプリメントが欲しいとして、Twitterのソース検索で、サプリメントと調べますか?
その場合、Twitterで検索するのではなく、GoogleやYahooで検索し、サイトやブログを参考にすると思います。
つまり、SNSの場合、お客さんから寄ってこないので、こちらからアプローチをかける必要があるのです。
だからMLMの勧誘をしている人達は、Twitterやfacebook等で無作為にフォローをし、DMを送るなどのしつこいアプローチをしています。
しかも、DMの内容が、「楽に権利収入を手に入れる方法知りたくないですか?」なんて胡散臭い内容だと、めちゃくちゃ怪しいですよね。
そして、さらに怪しいのが、「詳しい説明は電話か直接会って話します!」ということではないでしょうか?
サイトやブログであれば詳しい仕組みや会社の概要を文章だけで伝えることができますが、TwitterなどのDMではそれが困難です。
なので、営業マンからしたら、会話で説明したいのですがお客さんからしたら、全く知らない人にLINEや電話番号を教えるのは怖いですよね。
ましてや「会う」なんて論外だと思います。
そういう恐怖心や疑心が怪しいと思われる原因なのです。
ネットワークビジネスが詐欺と言われる理由④ねずみ講(詐欺)とMLMの仕組みが非常に似ているため

ここで一つ確認をしておきたいのが、
・MLM(ネットワークビジネス)=合法
・ねずみ講=違反(詐欺)※連鎖販売取引により違法です
というところ。
で、多くの方はねずみ講が詐欺だということはしっかり認識してます。
ですが同時に、 ねずみ講=MLM と捉えているのです。
ねずみ講とは?

ねずみ講というのは、稼ぎ方の仕組みはMLMとほとんど同じです。
自分の下に会員をつけて、会員を伸ばしていくことで、報酬がどんどん上がっていきます。
しかし、MLMとねずみ講には違いがあり、ねずみ講は一言でいうと、トップの人が一番儲かる仕組みなのです。
MLMだと、自分より8段下までの利益の何割かが報酬になります。
つまり、9段目以降は関係ないということ。
わかりづらいので図で説明しましょう。↓

このように、MLMは自分の下の会員数の段階には限度(自分から見て8段下まで)があります。
このルールがあるので、親から見て8段下の子8でも、親の報酬を上回ることが可能です。
しかし、ねずみ講にはその限度がありません。
自分から見て、100段下だろうが、1000段下だろうが、自分の下の会員数に含めることができてしまいます。
これでは、自分がどう頑張って会員を増やしたところで、同時に親の会員を増やすことになる。
つまり、どれだけ努力しても、1つ上の段階の会員の報酬額を上回ることができません。

この仕組みを「無限連鎖講」と呼び、法律で禁止されています。
そもそも、歴史的に見てもMLMはアメリカで発祥しました。
それで、MLMの仕組みを知ったある日本人が、「これ、8段下までってルール無ければめっちゃ稼げるんじゃない?」
といって、編み出したのがねずみ講なのです。
このように非常に仕組みが似ているため、多くの方はMLM=ねずみ講=詐欺と勘違いしています。
それならまだいいんですが、
ねずみ講=ネットワークビジネス=ネットビジネス=アフィリエイト=詐欺
と思っている人がいることに僕は驚きました。
そうではなくて、
・ネットワークビジネス=MLM=マルチ商法=合法
・ネットビジネス=アフィリエイト=合法
・ねずみ講=違法=詐欺
という事実を頭に入れておいてください。
結局、ネットワークビジネス(MLM)ってどうなの?

で、結局ネットワークビジネス(MLM)って、どうなの?という所ですよね。
これは、僕の経験からお話させて頂きます。
実は、僕も以前にMLMをやっていた時期がありました。
当時は、ネットビジネスのスクールに通っていたんですが、僕はそこで空っぽのノウハウを教えられていたわけです。
当然、そんなノウハウで稼げるわけもなく、僕はある日、そのスクールの販売員になってしまいました。
「稼げないのは、君にネットビジネスのセンスがないからだと思う」
「ネットビジネスではないけど、スクールの営業やってみる?」
僕は、この時、ネットビジネスで稼げなかった自分への悔しさとスクールの入会費を取り戻したいという思いから販売員になってしまいました。

今思うと、本当にアホな選択をしたと後悔しています。
で、スクールの販売員になった僕は、SNSで片っ端からアプローチをかけて、興味がある人に、スクールへの勧誘をしていました。
月に、100万円の売上を挙げた月もあります。
(報酬は売上の1/3でした。)
でも、毎回毎回営業をしていると、疲れてくるんですよね。
毎日フォローボタンを押して、とかDM送ったりとか。
そもそもスクールの営業は1件成約したら、報酬がもらえるという完全歩合制で、権利収入とは程等かったです。
「どうにか、権利収入を手に入れる方法はないか。」

そこで、僕はネットワークビジネス(MLM)というビジネスを知ります。
「MLMなら同じ営業にも関わらず、権利収入が手にできる」
そして、このとき僕は気づいていました。
「あんな空っぽのノウハウを販売するより、MLMのようなちゃんとした会社の商品を販売した方がよっぽどマシだ。」
稼げないノウハウ(ビジネススクール)を販売して、利益を得ていましたが、僕は罪悪感を覚えていたのです。
自分が入会させた人は、ビジネススクールで空っぽのノウハウを学び、稼げない理由からスクールの販売員に仕立て上げられる。
そんな負の連鎖を僕は断ち切りたかったのです。
そして、僕はビジネススクールを脱退し、MLMに取り組みました。
この時の僕には自信しかありませんでした。
ビジネススクールの入会費は324,000円。
つまり、僕はそれを売ることができるセールス力があったからです。
ちなみに僕が取り組んだMLMの参加費用は12,000円でした。
12,000円の商品を販売することなんて、この時の僕には容易かったのです。
それを証拠に、僕はMLMを始めてから、たった3日間で8人の会員をつける事に成功しました。
しかも、1度も断れていないのです。
「このセールススキルがあれば成功できる!」

MLMというのは、組織を作った方が断然成功しやすいということも知っていました。
ようは組織を作り、セールスを教える。
で、僕のセールススキルを学んだ会員たちが、新たな会員を紹介してくる。
1ヵ月がたつ頃には、僕の組織は30人ぐらいの組織になっていて、県外の組織を含めれば、100人近い会員が僕の下にいました。
「こんな簡単なビジネス、他にはない!」
アフィリエイトや情報商材ビジネスなどのネットビジネスなら、MLMと同じく、権利収入を手に入れることができます。
しかし、ネットビジネスで権利収入を手に入れるには、ある程度の勉強と知識、それに少なくとも3か月という時間が必要です。
この時の僕は、
「ネットビジネスは自分には向いていない」
「記事を書いたり、面倒くさいことなんてしなくても、MLMならたったひと月で権利収入の仕組みが構築できる!」
こんな風に思っていました。
しかし、当時の僕はまだ知らなかったのです。
MLMの最大の落とし穴に。

実は、組織を作ってから3か月で、僕の組織は0人になりました。
「何があった??」
って思いますよね。
実は、MLMというのは自分の下の会員数が増える速度も早ければ、一度崩壊すると、崩壊を止められないという落とし穴があるのです。
崩壊というのは、「会員を辞められる」ということ。
例え、どんなに凄いセールススキルを伝えても、セールスが苦手な方というのは中にはいます。
もちろん、MLMでセールスができないということは、会員を増やすことができません。
それで、そういう会員は気が付きます。
「私には営業なんてできない、MLMは諦めよう。」
こうやって、一人が辞めてしまうと、辞められたすぐ上の紹介者の会員が誰もいなくなる、もしくは減るという事態が起きます。
「最初は、1人辞めたら、また別の会員を1人勧誘すればいい。」
と、すぐに新たな会員を営業して下につけようとします。
つまり、辞めたら次の会員を探すという繰り返し。
これが2度、3度起きてしまうと、「せっかく頑張って権利収入の仕組みを構築したのに、すぐ仕組みが崩れるじゃん!」
というような不安が募り始めます。
その不安はたちまち組織全体を覆い、次々に会員が辞めていき、最後に残ったのは僕だけでした。
「MLMの権利収入は完全じゃない。」
これが、僕がMLMで学んだことです。
MLMは不完全な権利収入で、その仕組みは非常にもろい。
アフィリエイトなどのネットビジネスは、ブログ自体を仕組みとするので、ブログのデータを自分で消去しない限り、仕組みが消えることはありません。
ようは、どちらをやりたいかですよ。
1ヵ月という短い期間で仕組みを構築できる代わりに不完全な権利収入を得るのか?それとも3か月や半年という期間でコツコツと作業をし、完全な権利収入を得るのか?
これは人の価値観なので、なんとも言えないですが、僕は、いつ崩壊するかわからない不安に毎日怯えながら生きていくのが嫌でした。
結局、MLMなんてそのときにしか稼げない小手先のテクニックと変わりません。
一瞬だけ少し稼いで終わりです。
僕は、そんなビジネスより、100万円を長期的に稼ぎ続けられる方が、価値が高いことにMLMを辞めてから気が付きました。
「結局、楽に稼げるものなんてこの世に存在しない」
僕は、楽に稼げるという方法を模索し続け、結局、最後にたどり着いたのは、正しいネットビジネスでした。
稼ぐ為には、何か下積みが絶対にいる。
このシンプルな考えになった僕は、ネットビジネスで成功することができたのです。
あなたもネットビジネスでビジネスの本質的を学びませんか?
もし、ネットビジネスの本質を学びたい方はこちらで学べます↓